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クリニックの内装工事の注意点や費用相場とは?デザインや設計についてもご紹介

Retail Design and Project Management
クリニックの内装工事で押さえておきたい知識

東京でクリニックの内装工事をお考えの方はいらっしゃいますか?

クリニックを開院するにあたり意識したいのは、患者様が通いやすいこと、スタッフが働きやすいことです。診療科目によって必要な設備は異なるため、それぞれに合わせてデザインも変わります。どのような内装を設計したらよいのかを検討することが大切です。こちらでは、クリニックの内装で注意したいことや費用相場、デザインの特徴、必要なスペースなどをご紹介いたします。クリニック開院に向けて内装工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

クリニックの内装工事で知っておきたいこと

クリニックでは、待ち時間や診察時間を患者様に心地よく過ごしてもらうことが大切です。また、危険が少ない場所であるということも重要となります。さらにクリニックを開業するにあたり、構造設備などの基準を満たしていなければなりません。こちらでは、クリニックの内装工事で注意したい点や費用相場などをご紹介いたします。

クリニックの内装に関する注意点

クリニックの内装で注意すること
法規制を必ず確認する

クリニックの開業を目指す場合、法規制をチェックしておくことが大切です。診療するにあたり、構造設備などの基準をクリアした物件と認められなければ開業できません。東京で開業するなら東京都、神奈川で開業するなら神奈川県というように、開業場所によって詳細は異なります。開業する地域の保健所で確認できます。まず、平面プランができあがったら、東京の場合は東京都にある管轄の保健所で事前相談やチェックを行い、問題がないと認められてから、ようやく工事着工という流れとなります。近隣に類似名称のクリニックがすでに存在している場合は、名称変更の指示をされることもあります。提出書類が揃ったら、早めに保健所に相談することをおすすめします。

カルテの棚は広く確保する

電子カルテが一般的になった現代ですが、医療機関全体を見渡すと電子カルテの普及率はそれほど高くありません。電子カルテを導入するからとカルテ棚をとらずに設計するケースも増えていますが、診療内容や病種によっては紙に印刷して保管する場合もあります。また、すでにカルテのストックがたくさんある場合、古いカルテをストックしておく場所も必要です。カルテは増えるものと想定して、広く確保しましょう。また、電子カルテの場合は適切な弱電工事が必要となります。後から行うのは大変なので、最初に計画を立てておきましょう。

診察室は十分な広さを確保する

患者様が無理なくスムーズに院内を移動できるように、動線設計を行う必要があります。特に大事なのは診察室の広さです。お年寄りの方や車いすの方、妊婦の方など、年齢や身体の状態に関係なく、自由に身動きがとれるように設計することが大切なポイントといえるでしょう。行動しづらい動線はストレスを感じさせてしまいます。多くの患者様に「利用しやすい」と感じてもらうためには、広さはとても重要です。

防音対策を行う

クリニックでは病状の説明や日常生活に関する事柄など、あまり人には聞かれたくない会話をすることがあります。その際、「他の患者に会話の内容を聞かれたくない…」と感じる方も多くいらっしゃいます。例えば、パーテーションがあっても隙間から音が漏れる可能性も考えられるため、できる限り隙間をなくし、適切な防音対策を行うことが必要といえます。内装が完成してから防音対策を施すのは手間がかかるため、設計の段階で防音対策を行うことが理想です。

衛生面に配慮する

清潔感や衛生面はクリニックに必ず求められる対策です。衛生面に配慮しているという意思表示ができていれば、患者様も安心して通うことができます。据え付け型の消毒装置の設置やエアーカーテンの設置などが可能です。

クリニックの内装にかかる費用相場

クリニックの内装にかかる費用

クリニックの開業資金や内装工事にかかる費用は、クリニックのコンセプトや診療科目、必要な設備、坪数などによって異なります。

開業資金の相場

診療科目には内科や皮膚科、耳鼻咽喉科、整形外科、産科、眼科、小児科、精神科などの種類があります。それぞれの開業資金には、工事費用以外に設備などの費用も含まれています。設備が増える診療科目ほど、設置スペースが必要です。その場合、建物面積も大きくなるため、その分の工事費用が加算されることになります。

内装工事の費用相場

内装工事の費用相場はスケルトンや事務所仕様、解体が必要など、建物の状態によっても大幅に変わります。例えば、30坪のクリニックの工事でも、仮設や解体工事、軽鉄ボード工事、建具・木工事、仕上工事、家具工事、空調・換気工事、電気工事、照明器具、給排水工事、雑工事などの費用がかかります。加えて、設計費などの諸経費もプラスされます。

診療科目などに合わせて、膨らませる部分と抑える部分を検討する必要があります。また、多くの患者様が通いやすく快適に過ごせるクリニックを目指す場合、コストダウンを優先しすぎないことも重要なポイントです。詳しい工事費用を把握する場合、見積もりの依頼をおすすめします。

クリニックの内装を決めるデザインや設計とは?

クリニックの内装を決める際は、必要な設備や受け入れ態勢の規模などを考慮することが大切です。見た目としてのデザイン以外に、待合室や診察室という重要なスペースをどのようなデザインにするか、業者との十分な打ち合わせが欠かせません。こちらでは、クリニックの内装デザインの特徴や内装に必要なスペースなどをご紹介いたします。

クリニックの内装デザインの特徴

クリニックの内装デザインの特徴

白には信頼感や清潔感というクリーンなイメージがあることから、一般的にクリニックも白を基調としたデザインが多く見られます。しかし、白ばかりでデザインを統一すると、どことなく落ち着かず、物足りなさを感じてしまうかもしれません。クリニックの内装デザインを決定する際、意識したいポイントとして以下が挙げられます。

清潔感・安心感

診療科目にかかわらず重要なのは清潔感・安心感です。清潔感と安心感を出すためには、開放的な空間であること、クリアな空間を保つことが欠かせません。配色や照明の色、照度にこだわると清潔感・安心感のある内装デザインが完成します。色が人に心理的効果を与えることも多く、色の持つ効果を意識するのもポイントです。例えば、白を基調に木目を足すと清潔感の他に、温かみのある安心できる空間に仕上がります。さらに緑をプラスすることで、安らぎが感じられる空間を演出しやすくなります。

清潔感を演出するためには、照明にもこだわりましょう。LEDを用いて均一の明るさを確保することも大切です。

心を落ち着ける空間

居心地が良く、心が落ち着く空間を作ることも大切です。患者様の多くは、診察を受けることに対して少なからず緊張しています。心が落ち着くような内装デザインなら患者様の緊張を和らげ、クリニックや診察などに対する抵抗感を抑えやすくなります。

心が落ち着く内装デザインとして、できるだけ壁を少なくするのもおすすめです。広々とした空間をつくることで窮屈感がなくなり、リラックスします。また、丸みのあるシルエットを意識した内装は優しい印象を与えるため、ドアや窓の形、受付カウンターなどを丸みを帯びたフォルムにするよう意識するのもよいでしょう。

おしゃれでくつろげる

クリニックの内装デザインにおいて、おしゃれでくつろげる要素を取り入れることもポイントの一つです。その日の診察状況などに応じて、患者様を長く待たせてしまうケースも少なくありません。くつろげない空間では待ち時間がストレスとなります。おしゃれでくつろげる空間を演出することで、待ち時間が長くなりそうな場合も心穏やかに過ごしてもらえます。

クリニックの内装で必要なスペース

クリニックの内装で必要なスペース
受付・待合室

受付や待合室はクリニックの顔ともいえるスペースです。体調が悪くて不安な状態で来院している患者様が少しでも安心できる空間づくりを行いましょう。受付と待合室は多くの方が行き交うため、十分なスペースを確保することがポイントです。さらにおしゃれな空間であれば、患者様にとって居心地が良いスペースとなるはずです。

また、感染症などの対策として待合室を分けることをおすすめします。別の待合室を設けておくことで、受付や待合室での感染をある程度予防できます。

診察室

診察室に必要なのは、医師用の机と椅子、患者様用の椅子、ベッドなどです。医診察室では医師と患者様の距離が大切です。近すぎても遠すぎても診察に影響を与えるので、机や椅子の配置にこだわりましょう。また、スペース確保のために診察室を狭くしてしまうと、車いすやベビーカーで入室できない、満員状態になるといった可能性も考えられます。診察室はクリニックにおいてメインとなる場所です。適切な広さを確保しましょう。

処置室

処置室は採血や点滴、外来で可能な手術などを行うスペースです。処置内容によって必要となるスペースは異なります。例えば、点滴をする患者様が多い、吸入器などの医療機器を使用するという場合は、処置に時間を要します。また、体調が悪い状態で患者様を待たせることはできないので、処置室のスペースは広く確保する必要があります。

レントゲン室

レントゲン室は内科や整形外科などで必要です。レントゲンを撮影する部屋とレントゲン機器を操作する部屋を確保します。レントゲン室はX線が外部に漏れないように特殊な壁で仕上げる必要があり、機械を入れるための扉のサイズも重要です。

検査室・カウンセリングルーム

診療科目により検査の内容は異なります。必要な検査ができる程度の広さを確保し、スムーズに検査が進む動線を考える必要があります。また、診察室とは別でカウンセリングルームを設けることも多いです。特に精神科や心療内科はカウンセリングルームが必須となります。それほど広くする必要はありませんが、会話が漏れない個室を確保しておきましょう。カウンセリングルームはシンプルすぎると患者様が緊張するので、おしゃれで心地よい空間を意識するとリラックスして過ごせます。

この他にも、スタッフルームや院長室なども必要です。スタッフルームはスタッフに気持ちよく働いてもらうために、広さや設備ともに十分な状態を維持することが重要です。また、スタッフが働きやすい動線を考慮する必要があります。患者様に見える場所だけでなく、バックヤードの使いやすさも意識しましょう。

クリニックの内装デザインにこだわるなら株式会社HiPへ

クリニックは患者様が通院しやすい環境を整えることが大切です。見た目の色やインテリアなどにも気を配りつつ、心地よく過ごせる空間を作りましょう。また、スタッフがスムーズに仕事をできる動線を確保することで、クリニック全体が活気づいて良い雰囲気が広がります。

内装工事の費用相場は、建物の状態によって大幅に変わります。詳しい工事費用を知りたいというときには、見積もりを依頼することをおすすめいたします。

株式会社HiPは東京でクリニックの内装デザインを手掛けております。これまで多くの物販の店舗デザイン開発から出店業務まで関わってきました。クライアントの要望やプロジェクトに合わせて、設計を行います。東京でクリニックを開業したい、内装のデザインにこだわりたい、おしゃれなデザインを取り入れたいとお考えの際は、ぜひご相談ください。

クリニックの内装デザインを依頼するなら株式会社HiP

会社名 株式会社 HiP
住所 〒162-0055 東京都新宿区余丁町12−17 岡元ビル
TEL 03-6457-4844
FAX 03-6457-4877
メール hip@hip.vc
会社設立 2007年9月5日
事業内容業務
  1. 店舗内装デザイン、店舗内装設計
  2. 店舗デザイン・コスト・スケジュール等のマネージメント業務
  3. プロジェクトデザインをもとに立地や区画に合わせてデザインを標準化業務
  4. 多店舗展開、コストダウンpjt等のコンサルタント業務
  5. 店舗のVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)のコンサルタント業務
  6. その他
URL https://web.hip.vc/